お盆休み最後の日なので健康センター行ってきたら私が買ってない 超人ロックがあったので読みました。
最大の特徴、 表紙にパンダか子供五人のシリーズです。
中身の最大の特徴、 超人ロックでエグイ性格のモブが出てきてない。
大抵エグイかグロい性格の敵とかモブか世界観が出てくるのに 出てきてないし 最大の性格の悪い敵(今回のシリーズメインキャラの一人にとって師にして恋人の仇でもある)でも割りと殺す相手を(その敵キャラからみて)悪人に絞ってたらしい発言あり (メイン主役キャラの師にして恋人は雇われの暗殺者だから気軽に殺されたらしいと言うのが敵討ちの対決シーンである。
……しかしその暗殺者に仕事依頼しておいて裏切って殺したのと殺した時の発言は「道具の癖に〜」的な悪役台詞だしでメイン主役キャラが暗殺業界の雇う雇われの動議に反するとかいくら流れの暗殺者でも人間を道具扱いされたとか色々もあって恋人で師で無くても仇を討ちたくなる動機十分だとおもう。レンタル品なら殺していいとかいう理屈はないとキルバーンだって言えると思う。
まあネガ素直で良い子なその子は他にも金さえ貰えば誰でも殺すクズ呼ばわりに反論できなかった、とか、 その仇には身代わりに解らないなってまで守ろうとする女性がいた(秘書なのかな?見たいなポジションだった。時間の旅がテーマな章でもあったから冒頭でメイン主役キャラの五人が若返りを受けてたのにメイン仇キャラは若返りが出来ない不適合体でそれを章内ずっと言ってる形になる章だから秘書さんも若返り受けててメイン仇と同じぐらいの歳だったのかもとか想像すると(若返りができる出来ないは寿命の違いにもなるから)恋人になれない恋人だった可能性もある) とかあって最後の最後で仇を討てなかったというか、 既に死んでるも同然だから、もう人間じゃない、機械だから殺せない、とか ずっとストーリー全編で最初から、改造しまくった強化改造体が弱くなるの解っててそれでも仇に近づくために5歳時の姿に若返ったのもその為で、命かけて瀕死の状態になってまで相討ちに持ち込んだのに、なのに色々理由つけて仇の脳みそ引きずり出す(殺す)のを断念した。
このシリーズは、(一人除いて)うっかり幼児(子供年齢は違法若返り)になってしまった五人がマスコミや暗殺者や海賊を掻い潜りながら逆若返り手術を受けられる星を目指すところからストーリーが始まるのですが、
子供になったことで子供時代をやり直すことで人生の大切なことに気づいたりトラウマ克服したり友達作ったりするハートフルなストーリーでした。
ちなみに五人の中で壱番頭の良い兵器商人のおやじ(自称、下町の工場のおっさん的なことをいってました)、 この人この五人の中で一番頭が良いから彼女が仇をうつために行動してるのに気づいたりするんですが、
何故彼女を通報しなかったのか的な事をロックに聴かれて
汚いことも平気でしている奴を助けるために知り合いを売るなんてしない。 とか言います。
ロックを普通の人間と言ったり 自分にとって大切な相手は誰か、自分の事をよくわかってたり、 真から賢い。
あとどのシリーズでも全編でロックを超人やら化物やら(たまに師やら敵の犬だの「パパ」だの「名前(そのシリーズはパパ・ラスと名乗ってた時)のとおり“みんな”のパパなの」だの)言うキャラのおおいなか、 (恋人でも友人でも無いキャラで)「普通の人間」と判断する辺り、
たぶん人の判断は能力とかその強さとか偉大ななにかをするとかしないとかじゃなくて、 「偉大だろうがなんだろうがどうしてそれをしようとしたのかの 心」
を見てるんだとおもう。
このシリーズはメイン主役キャラの五人がとても好ましい性格だったり成長します(成長するのは暗殺者の子とお笑い芸人の子)。 子供になってしまった状況で五人が友人になったことでの成長(というか変化?)とかラストとか、 ピンチの中で相棒ともう一度お笑い芸人として行動することで発見したり、
子供に帰る事とトラブルの山で変化成長したのを見るとこの五人にとって五人で若返り命を狙われて旅をしてが必要だったのだなぁと読後の感想です。
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