実写版白雪姫、 YouTubeなどの一部でなんか酷評されているようだなーと思ったのですが 私はあのシナリオ好きだなー。
いや、子役から大人役にチェンジしたシーンで 「顔違くない!?別人レベルで!! (いや別人だから当然だと言われればそうなんだけどもっと似た子合わせないの!?)」
とは驚いたし (白雪姫の子供時代の花冠交換相手の少女は同一人物レベルで顔同じだったのに) 正直王妃の方が成長後白雪姫より美女だ。 白雪姫より王妃の方が気合入った美女に演出されている。 だがそれはシナリオ最後まで見届けたらよく理由が分かった。
「外見的には王妃の方が美女だが 内面的に白雪姫の方が美しい心根を持っている」
という表現の為にそれが重要だったんだなと思う。
だが、
だがである、
未来の恋人と出会う前にこき使われているシーンでの白雪姫が女王を睨むシーン、 あの「顔(表情)」は止めて欲しかったかな……
演出家の指示なのかな……?
「心根だけは穢れなかった、白雪の様に」 として演出ほしかったけれど… こき使われりゃそりゃ恨むし睨むよね、 とは思うけど。
心根だけは穢れなかった、白雪の様に、 としてほしかった。
「お姫様育ちでこき使われても『きっと誠心誠意対応していればお母様はわたくしを愛してくれるわ』と人の純真さを信じようとする可憐さ」を出してほしかった、 白雪姫とシンデレラの個人的なイメージですが。 その為に反撃に出ないというか「反撃と言う発想が無い」イメージです。 いやまあそれで弱肉強食の社会をは生き残れないでしょ、子供たちが真似したら困るでしょ、と言われればそうですけれど、
でもあれ「盗んででも生きていくために生きていこうとする人」を見て反面教師にしようとしたり、自分の中にもそういう、人を、王妃を悪く思う気持ち、があることに気付くとかが切欠で(描写時間が無かったのか描写が無いので想像ですが)かで 未来の恋人と出会って 「盗みはよくない」 と諭そうとして逆に 「話し合えない(会えないから) 市民は困窮している」 と知らされて「話し合えばきっと女王も解ってくれる」と女王に直談判したりする前下地として必要なのかもな―とも思う。 思うけど……ディズニープリンセスには可憐でいてほしいという子のジレンマよ…… 可憐で性善説の人に「戦い」は無理だという認識は判るけど……
でもあれ、あのシナリオ、最終的に白雪姫らしく絶対武力より話し合いで、話し合いを貫く、 ナイフを差し出され、 力を示せと言われる(民衆の前で「テメーのポリシーを捨てろ」と迫られているので「もしそれ採ったらダメじゃん、根底も掲げた正義も崩れるじゃん」 とは思うのでハラハラした) が 命かかっても話し合いを選択、
そしてそれと 思い出(実母の言葉道理の行動・父の言葉道理の行動)をとって、民衆をおもんばかっていたのを示し(同時に記憶力の良さも示した)民衆を味方につけて勝った。
ので凄い安心した。 あと凄い良かった。
というとても可憐なディズニープリンセスらしいとても胆力のいる選択をするので、 やっぱり最初から「性善説の人」で貫いて良かったのでは…?
と思いつつ、
あのラストに凄くシナリオの良さと
「ああ!!だから「(映画内では鏡以外言わないけど視聴的には)女王の方が外見的に超美女!!」を前面に出してきたんだ!!」
と演出に納得しました。
シナリオが凄く良かった、 白雪姫のテーマ「心の美しさこそが大事」を完全に軸にするために、 他の点、だいぶ映画評価的に危険な橋を渡ったと思うけど!!
あと主人公白雪姫の役の女優さんの表情が……睨む顔が……少女時代可憐だから落差が怖いが。
あと白雪姫を見逃した狩人があの白雪姫を 「あんなに可憐なのに」と殺すのを拒否る理由、 原作だと 「いや、可愛い可愛く無い関係ないだろ」と 思わないでもないんですが 実際今回の映画でも同じこと思った上にというか思ったソレを上書きする勢いで「うん…うん?」とちょっと、うん、なんか可憐か?の方が引っかかっちゃったんですが、
あれ映画最後まで見てから思い返すと
ああそういうことか、王妃以外には、きっと恨んでない死に汲んでないからめっちゃ可憐だったんだ、 そう言えばリンゴ狩りのシーンでも久々のお出かけで白雪姫嬉しそうだったわ。
と納得しました。
「きっとこき使われていて王妃を睨むほどでもその不満をこらえて他の人に八つ当たりしない姫だったのだろう……」と解ったわ。
ところであの狩人、王妃に逆らって殺されるんじゃないかと思ってたら捕まってるだけで済んでた。 何でだろう? 理由あるんだろうけど時間が無いからかカットされたのかな? |
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