印度映画、「パッドマン」 印度の5億人の女性を救った男〜 を見てきました。
良い映画でした。 母お勧めで見てきたのですが 深刻な映画化と思ってたら 印度映画らしく夫婦ラブラブで歌って踊って 案外明るい話かと思ったらやっぱり深刻な映画だった。
主人公役が
「純粋」な男だと視聴者に解ると同時に、
村人からは「マトリフみたいな男」と思われるだけの演技をしているのが凄かった。 アレシナリオも凄い。
村会議といい、娘を守る為に「アンタの夫最低だー」と叫ぶ母親といい、無理もない…… でも同時に、男性主人公の視点でも解るだけにどれだけ頑張って純粋なのかもわかる、 ああああああああああ! なんで男保護者にワタシて妻から娘さんに渡すようにと頼まないの!? あ、身内女性ですらダメなんだから駄目で拗ねそうですね! 他人はエスパーではないので主人公がダイ君の様な心根か、マトリフの様な奴かわかりませんからね!! 仕方ないね!村で袋叩きにされて殺されなかっただけ個の村はこの男性を信じていたのだと思う! (印度の村だから)
肉屋さんが友達だなぁ……。 あの四面楚歌状態で擁護に回った親友凄いよ?
奥さんは身内男性に連れ戻されて、離婚を迫られますがずっと旦那を待っていました、 久々にかかってきた電話の内容があれで泣き崩れるのですが、それでも解れなかったのは愛だと思います。 (自分の兄が倒れた兄嫁のけがの心配をせずに酷い言葉を投げかけるシーンが帰った当初に在ったりして 「自分の夫がどれだけ妻を愛してくれる人か」というのを再確認したのもあると思う。 ……妹には好い保護者でも妻には……というタイプだったようです。 兄嫁さんが、太るのは、ストレス太りかもしれない)
妖精さん(プロの歌い手、芸名が妖精「パリー」さん)との出会いはまさに神の采配……!!
妖精さんが一緒に世間を相手に戦い、道を切り開き、 女性の雇用問題すら解決していってくれます……! (DV紐男から逃げる赤子連れ奥さんをかくまい、主人公たちは彼女に販売員を任せるのです。 彼女は仕事をもてて生きていけることができ、自分たちは女性じゃないと売ることができない品を売るモノを売ってくれる販売員を得て、WinWin!)
妖精さんと初めて会った時の 「貴方がぼくの最初の顧客、二番目の顧客、三番目の……」
がラストの 「キミがぼくの心の一番、二番、三番……」 と感動を……!
映画の前にインド映画の 「この映画は実在した事実をもとにしていますが制作に中り、事実とは多少脚色しております」
はい、妖精さんとのラブストーリーですね? 奥さんある身ですからですね? はい、そうですね、はい。
主人公は元々の「パリー(妖精)」(という商品名になった)を誰の為に作ったのかを貫き、妻の元に戻りました。 妖精さんは彼を愛しているといったら彼を苦しめる、 引き留めたら彼を彼で失くしてしまうと言って最後まで愛を告げずに別れるのです……!
エンディングに流れた歌の歌詞、
「銃も撃たない、空も飛ばない、略、それでもヒーローは居る」はピッタリでした。 リアルに多くの女性を救った彼は、ヒーローです。
感情というか情熱が先に立ってそれで何度も失敗していた彼は妖精さんのお蔭でヒーローに生れたヒーローですが 妻の元に戻る、
誰のための名誉だったのか、を捨てずに戻るのです。
村中で恥ずかしい思いをさせられ、出戻りで辛い思いをしながら待っていた妻的には良かった映画です。
{「女にとって一番つらいことは恥をかかされる事なの」
確かに……と思いつつ続く台詞
「病気で死ぬ前に、恥ずかしくて死んでしまいそう」 と言っていた妻のセリフを聴きながら、
「インド人なら本当にやりかねない……」
と思いました。 ときどき、自分で油かぶって自分に火をつける僧侶のニュースとか、あったと思い出したり……。 (恥をかいても平気な人だと思われたりそれを放っておくととんでもなく危なく凄惨な事になりかね……今となってはあれがこうなったのかとまさかと思うニュースも。}
村中で居場所が無く嫁に行った長女の嫁ぎ先に世話になっていた母も息子が英雄になって有名な人と握手する新聞で名誉回復して良かったです。
健気な妖精さんが恋をして、身を引いたのはきっと創作部分……。 実際にはきっと、うん、うん。
映画最後のエンディングで実際の写真が写りました。 映画の俳優さんが「変態扱いされる直情不器用な純粋な男」らしさを前面に演じたのに比べて「堅実そうな人」でした。アラブで絨毯売ってそうな顔、といったら想像つきますか?
予告で「パキスタン人の迷子の女の子をパキスタンまで送り届ける印度人男性」の予告してました。 そちらも見たい……!
祖の予告だけで「インドとパキスタンは戦争中だけど、パキスタンと仲良くなりたい平和に戻りたい、お互い善人は居るのだ」と伝えたい映画製作者や関係者、そしてそれを後押しする人たちがいるのだと解る予告でした。
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